かざぐるま水流発電に挑戦!

 発電はとても単純(たぶん)。ただ羽根を回せばいいんです。風力だろうが水力だろうが。そこで私も挑戦しようと思い立ちました。
 用意したのは百円ショップで買った「かざぐるま」。

 これを風で回すんではないんです。

 水流で回すんです。

 だって風は吹いたりやんだり不安定ですが、川や側溝は常に水が流れっぱなしじゃないですか。

 落差を利用した水力発電は、巨大なダムから用水路に付ける小水力発電機や、水車小屋発電など、実際に活躍しています。

 それらだけでも、たぶん日本の電力すべてをまかなえる可能性があるらしいのですが、やはり落差を作るという制約があります。

 3.11以来、自然エネルギーについての関心が高くなった私は、最近不思議に思っていました。

 「風で回る風車はあるのに、水流で回る水車はないのだろうか?それがあれば、ただ川に沈めておくだけで簡単に無尽蔵に発電できるんじゃないか」と。

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 そこで「百円ショップ」に行き、百円で「かざぐるま」を買ってきました。

 そして近くの用水路に入れてみました。

 そうしたら、何と水の中に入れた「かざぐるま」はグングン回るんです!!

 さらに実験。今度は「かざぐるま」を水面に半分だけ入れてみました。

 そうしたら、水中よりも勢いよくビービーと回るんです!!

 「なんだ、落差なんかいらないんじゃないか。これなら川に沈めておくだけでバッテリーに充電してくれるんじゃないか」と思いました。

 そして、今までどうしてこんなに簡単なしくみの発電はなかったのだろうかと疑問に思ってしまいました。

 もしかしたら、私が知らないだけなのかもしれませんが。。。

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 実験をもう少し進めてみようかと思い、昨日amazonから、おもちゃのような「発電キット」を取り寄せました。たったの550円です。

 もうすぐ届くと思いますが、百円の「かざぐるま」で、まずは豆電球くらいつけてみようと思っています。

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 それにしてもエネルギーっておもしろい。電気を作るのは畑で野菜を作るような感覚で作れるものなんですね。

 原子力発電は、大変な勉強をした性能高き人々がとても難しい理論や製造方法で、とても危険なものを生み出しながら発電させるしくみです。

 でも、よく考えてみましょう。原発というのは、核燃料を使ってお湯を沸かし、その蒸気で羽根を回して発電しているだけなんですよ。

 「かざぐるま」を風や水流で回すのと同じなんですよ。

 「たかが羽根を回すのに原子力を使わなくてもいいんじゃないの?」と、猿や鳥たち、魚たちが笑っているような気がします。

 同じように「喧嘩するのに、元も子もなくなる原爆まで使わなくてもいいんじゃないの?仲直りしようにも握手する手が吹っ飛んでしまうじゃないの」とも。

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 おまけですが、海の中の潮流を利用する、とても大がかりな装置もあるようです。

 →http://www.eetjapan.com/
 
 でも映像を見ると、まさに「かざぐるま」と同じ。ただ羽根が付いているだけですね。

 「かざぐるま」原理を応用すれば、もっともっと身近なところで、もっともっと発電できるんじゃないでしょうか?

参考
 電気売りのおばちゃん