脳みそや内蔵も筋肉?

 何を馬鹿なことおっしゃるノボ村長。と、私も思いますが、もしかしたら未来の生物学では「脳みそ」も「内蔵」も「筋肉」も同じものと定義されるかもしれませんよ。なぜかというと。。。
 「トライアスロン」という、とんでもない競技があります。

 水泳約4キロ、自転車190キロ、フルマラソン42キロ、これを連続してこなすという想像を絶する競技です。

 仕事場で私のたくましき右腕である山崎専務は、夫婦でトライアスリーター、娘も将来有望な中学生競泳選手です。

  →家族がみんなトライアスリート

・・・・・・・・

 さて9月2日の日曜日、佐渡島でフル・トライアスロン大会が開かれました。

 そのフル・トライアスロンに山崎さんが参加してきました。

 彼には三回目の経験ですが、一回目はゴールで奥さんにプロポーズしたという韓国ドラマのような話もあります。

 結果は、最後のマラソン23キロ付近で熱中症となり、嘔吐を繰り返し、今回は無念のリタイヤだったとのことでした。。。

 私としては、生きて帰ってきてくれたことが何よりではありましたが、本人はかなり残念だったようです。


(トライアスロンでお休み頂きスミマセンでした。お土産でお配りした煎餅はジェンキンスさんが販売しておりました。2%は拉致被害者支援の会に寄付されるそうです。)
・・・・・・・・

 きのう、その日の状況を聞かせてもらったんですが、面白いことを話してくれました。

 「前の日正露丸飲んでたんです。前日までのハードな出張がたたったようで。」

 「ですけど、私に限らず体調がどんなであれ、みんなせっかくの大会出ないですむものか!という気持ちなんです」
・・・・・・・・
 
 「今回の大会ではスイム、バイクと順調で、最後のマラソンに挑んだわけですがリタイアしてしまいました。。。」

 「そのわけは足がつったとかじゃないんです。腸がまいったからだったんです」

 「約10リットルの水を補給したんですが、腸がまいってしまい、吸収が追いつかなくなったのが敗因なんです。。。」

 「過酷な競技では、足や手の筋肉より、実は内蔵がタフであることが勝利の条件なんですよ」

・・・・・・・・

 (へ〜〜そうなんだ!内蔵も筋肉と同じなんだ)と、私ははじめてわかりました。

 そういえば、私も似たような体験があったな〜と思い出しました。

 とても頭を使っていたある時期、運動もせず、食べ物もいっぱいとっていたのに痩せたんです。

 「へ〜〜、脳みそも筋肉だったんだ!」と、そのとき強く思ったものです。

・・・・・・・・

 足腰がしっかりしている老人は頭もしっかりしている人が多いです。

 学生時代、勉強の出来る奴は体も丈夫な奴が多いように思いました。

 同級生に40代前半という若さで東北大の医学部教授になったのがいるんですが、彼は勤務医時代のこんな思い出を話していました。

 「大崎市民病院に勤務していたときは寝た覚えがないんだ」

 サバイバルな状況でも脳みそや内臓を平常に近い状態で動かし続けることができるという天与の能力。

 こんな内臓能力こそが、優秀な頭脳のインフラになっているんでしょうね。きっと。

 お母さん、お父さん、子供の学業成績をもし優秀(?)にしたいなら、塾の前に食生活や運動で体のインフラ(筋肉)を鍛えることがいいようですよ。