前川清の「長崎は今日も雨だった」を、思案橋のスナックで親友濱田さんのカラオケで聞いたのは今から22年前。すっかり出不精になった私ですが、思い切って先日12月9日から11日まで長崎を再訪してきました!
長崎は同業のIT会社社長である濱田さんの故郷です。濱田さんは東京出張のおりによく宮城県のわが社(退職しましたが)に寄ってくれて、そのつど鳴子温泉で一緒に泊まり、飲み明かしながら話しこ語りをしたものです。
たまにはこちらからも濱田さんの故郷へ行ってみなくちゃな、と思っておりましたので、女房に話したら「待ってました!」でした。ということで22年ぶりの長崎旅行を二泊三日で(夫婦で)してきたというわけです。
一日目は雲仙温泉です。長崎空港へは仙台から伊丹で乗り継ぎ、到着が15時頃になりましたが、空港に濱田さんが車で迎えに来てくれていました。
水門の開閉でもめている諫早湾を見学しながらドライブ、本日のお宿「東園(あずまえん)」に着き、「おしどりの池」に沈む夕日を見ながら三人で美味しいお料理と地酒を味わいました。
(客室の窓から見る「おしどりの池」の夕焼け)
二日目は雲仙ロープウェイに乗ってから普賢岳山頂付近まで登山です。快晴のこの日天草方面の眺めは最高で、自然が大好きの私は両手に杖をつき大汗ながらも、気分大爽快でありました。(濱田さんも女房もいい運動になったようです)
下山してから長崎市へ向かいました。濱田さんの半生記や長崎のあれこれ「こぼれ話」を聞きながらドライブです。
昼食は長崎新地中華街で「ちゃんぽん」「皿うどん」「豚角煮饅頭」を堪能しました。とっても美味しい!本場の味は絶品ですね。小どんぶりで分けて3人で食べました。
(本場のちゃんぽんはうどんがスルスル、だしは濃くて美味しく後味も良し)
(あんの下にはパリパリのチキンラーメンのような麺が入っています)
(豚角煮を饅頭にはさんでいただきます。中華ハンバーグ?)
そのあと、グラバー園や大浦天主堂を訪問し、2時間ほど散策しました。長崎市街一望!こんなにゆったり絶景を堪能できる観光場所とは知りませんでした。
(先日ローマ教皇が訪れた大浦天主堂です)
いったんホテルに送っていただき小休止、一時間後濱田さんがタクシーでお迎えに来てくれて、長崎有数の美味しい割烹寿司店へ。くじら、さえずり、カツオ、ふぐ、イカ、まぐろ、(独特な)エビ、かき、自慢のアナゴなどなど、美味しい日本酒で堪能させていただきました。ご主人は濱田さんのお知り合いとのことで話が弾みました。(宮城名物とかぶる海産物も多いのですが味わいが全く異なる感じがしました。歯ごたえあり)
食事後タクシーで稲佐山に登り、長崎の夜景を満喫。実に素晴らしい。なぜかといえば長崎は市内に山や坂が多く、そこに人家も多数あることから、光の衣装が実に立体的なのです。しかも人工の飾りつけではなくて、生活の明かりがそのままイルミネーションになっているせいか自然な暖かみがあります。
タクシーの運転手さん曰く、長崎、香港、モナコは「新世界の三大夜景」と呼ばれているのだそうです。
ホテルに帰ってバタンキュー。翌朝、ホテルのすぐそばの埠頭には十数万トンの豪華客船が停泊!巨大なショッピングモールですね。お客さんはほとんどが中国人。上海、釜山、長崎、上海と周遊するのだそうです。この船で一気に数千人を長崎の町に送り込むのですから、今やインバウンドというのはものすごい規模のものです。
そのあと、原爆資料館、平和公園を回りました。22年前も原爆資料館に来たはずなのに初めて来た感じがします。平和公園に行ってわかったのですが、私がかつて行ったのは「永井隆記念館」だったんですね。(こじんまりとした資料館ゆえか、今でも印象に深く残っています)
長崎から博多へ列車、それから飛行機で仙台空港へ。21時頃涌谷町のわが家へ帰りました。さすがに股関節も尻も限界という感じでした。。。
振り返ってみれば、長崎はどこかヨーロッパの都市のような異国情緒がありました。(行ったことありませんが南フランスとかイタリアとかスペイン、ポルトガル?)女性には特に喜ばれるのではないでしょうか。
今回の旅行では、何よりもガイドをしてくれた濱田さんの案内、説明がとてもありがたいものでした。心のこもったガイドで長崎を詳しく知ることができました。本当にありがとうございました。感謝にたえません。またご一緒いたしたいものです!
ということで、修学旅行記のような長崎日記 をこれで終わることといたします。
あっ、最後にもうひとつ!旅行中はずっと「長崎は今日も晴れだった♪」でありました。