ノボ・ショート

アレルギー・ワールド

花粉症ではない希少な同級生がいまして、一緒に呑むたびによく怒ってました。私がくしゃみをして「花粉症でね」と言うたびに。「ファッションみたいに言うな」と。「このやろー」と思うとともに、実に考えさせられる言葉でもあります。

電気売りのおばちゃん

「発電より蓄電」。新聞の投書欄にありました。まさにそのとおり!と私も大いに賛成です。蓄電が進んだ社会をおもしろおかしく描いてみたらどうなるかな?と、さっそく妄想してみました。しかし。。。

民話SF「とよだ国の物語」最終章

トヨタの経営戦略ではなく、トヨタの「もの造り哲学」を政治や社会に応用したらどうなるだろう?という夢物語を「未来の民話」として書いています。今日はその最終章です。

民話SF「とよだ国の物語」第二章

2500年の未来、日本国は「とよだ国」と名を変え、ユニークな「先進的農業国家」として栄えておりました。それをなしえたのはトヨタ生産方式、いや「トヨタもの造り哲学」の国家的応用にありました。

民話SF「とよだ国の物語」第一章

新分野「民話SF」に挑戦です!はるか未来、幼き子らに、この地の伝説を語り伝える長老がいました。彼が話すのは、私たちの住むこの時代より少しだけ未来のお話でした。

妄想社会小説「一生学校の国」

若者には職がない、大手はリストラ、そんな中でも「金(かね)を商う人々」だけは巨万の富を得ています。なんというアンバランスで野蛮な社会なのでしょう。野性はいいが野蛮は恥ずかしいことですよね。

妄想科学小説「発電病院」

大手家電メーカーが「兆円」に達するほどの巨額の赤字!。数年前に引き続き、またも「万人」という単位のリストラが・・・。零細でも経営者のはしくれとして人ごとではありません。そうしたら、こんな妄想が生じてしまいました。

ブラックSF「大間のクジラ」

マグロで有名な大間(おおま)になぜ原発が?もしかして放射能まみれのマグロを食べたい人がいるのでしょうか?やるせない気持ちで超短編SFを書きました。

貧・望太郎の冒険 完結編

貧・望太郎はいったん江戸へ帰ることになりました。彼がいる間に「大江戸ハイブリッドタウン」の青写真を描いてみることにしました。

貧・望太郎の冒険その4

江戸人から見た現代社会はどんなでしょうか。私は望太郎に現代の町を見せることにして一緒に家を出ました。やはり見ると聞くとでは大違い。望太郎は生き生きとした顔で現代社会を観察し始めました。

貧・望太郎の冒険その3

『現代の長屋』で熱くなった「貧・望太郎(ビン・ボウタロウ)」、いよいよ彼の持論が展開!とともに彼の謎の経歴もすこしづつ明かされていきます。

貧・望太郎の冒険その2

江戸から送り届けられた「貧・望太郎(ビン・ボウタロウ)」現代社会にも少しなれてきたようです。でも、彼が首をかしげる日がよくあるんです・・・。が、今日は何かを発見したようです!

貧・望太郎の冒険その1

時空メールで字を間違えた!十日前、江戸にいる杉浦日向子(ひなこ)さんに送ったメール、宛先は175@edo.jp。変換ミスで「恋人」が「変人」となっていました!そこから始まる奇想天外の物語、今日はシリーズの第一回です。

ヒトラーの秘密

ヒトラーにはある秘密があった。それゆえに彼は自決するとき微笑んでいた。エヴァも知らないことだった。

ソクラテスの時代

文明は果たして進歩しているんでしょうか?進歩して地球の環境がよくなったり、生き物にとって暮らしやすい世界になってきたんでしょうか?今より昔のほうが人間の能力も幸せ度も劣っていたんでしょうか?よくわかりません。

毎日違う味のラーメン屋

鶏肉だけのスープに鶏肉のチャーシュー。こだわりのラーメン屋さんがテレビの取材を受けていて、最後に答えた言葉がとてもおもしろいものでした。「うちのラーメンは毎日味が違うんです」

「鳥羽僧正」と会う

歴史の教科書に載っていた「鳥獣戯画」、動物たちがまるで人間と同じように相撲をとったり、かけっこをしたり楽しそうに遊んでいます。これを書いたのは平安時代末期のくせ者大和尚「鳥羽僧正」と言われています。

2100年のマルコポーロ

ロシアは飛行機で日本のまわりをぐるぐる飛んだり、中国は大きな船で尖閣諸島をまわったり、大震災で支援してくれた国々と我が日本はいつもの角突き合わせをまたはじめそうです。

2051年のマルコポーロ

3.11の大震災で多くの命と多くの物が失われました。でも、海岸には小さな種子が流れ着きました。それは「助け合いの喜び」という種子。今そこから「助け合う仕事への希望」という芽が育ちつつあります。ボランティア、善意の復興投資ファンド、様々な企…

2050年のマルコポーロ

コンピュータは今「クラウド化」が旬です。ソフトウェアやサービスはインターネット上で使いたいときに使いたいだけ利用し使用料を支払うという形態です。「所有」から「利用」への転換です。同じ考えは私達の「しごと」にも拡がってくるのではないでしょう…

「猿の惑星」外伝

1968年、私が中学三年のとき伝説のSF映画がふたつ完成しました。 ひとつは「2001年宇宙の旅」もうひとつは「猿の惑星」、今でもこの二作品に匹敵するSF映画は「スターウォーズ」と「ブレードランナー」しかないと私は思っています。秋には再々リメーク版…